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さて、日傘が似合うメンズファッションについて考えようと思うならば、まずは否定的条件から列挙していくほうが簡単でしょうね。一本道ノボルが少しだけ考えてみました。読まれる皆さんの頭の中で色々とイメージして補完してくだされば嬉しいです。
「日傘と相性が悪いであろうファッション編」 ●レザー全般 「どっちやねん!」という突っ込みを入れたくなること請け合い。まあ、マスキュリンとフェミニンの融合というお題目で、究極のアヴァンギャルドではあるでしょうか。ただ、その際には日傘はあくまでも男らしく、武士が帯刀するかのごとく腰元にでも差し込んでいてほしいもんです。あるいはバイクに専用ケースを備え付けて。 太陽がちょうど真上に差し掛かろうとした刻、ダブルのライダースに身を包んだ男は愛車のハーレーから降り立ち、おもむろに脇のケースから日傘を取り出して街へと消えていった・・・。 そんな光景は気持ち悪いですね。ゆえに、同性から支持される男の実現をモットーに、「クローズ」「ワースト」などの武装戦線のメンバーが表紙を飾っている「SENSE」が提唱するようなファッションでは論外でしょう。高橋ヒロシ的メンタリティとは一切相容れない、と。本物の漢たるもの、傘は人を傷つける武器であって己を労わるための道具ではない、と。元SENSE副編の方がやってる「COVER」もしかり。付随して「Safari」も。あの辺の西海岸に重きをおいているようなファッション誌は、「太陽浴びてナンボ」のところがありますからね。ただ、後者は海外セレブに右に倣えのスタンスですから、ベッカムやジュード・ロウをはじめとする海外セレブのSafariな面々がこぞって日傘を使用しだしたら追従間違いなしです。 それに付随して ●ミリタリーファッション これもダメですね。「M65と合わせる迷彩柄日傘」というトータルコーディネートは面白さがあるかもしれませんが。あるいは傘の表面の素材が防弾加工が施されているとかなら。では、上記の二要素を併合する形の以下の方々はどうでしょうか。 ●お兄系 きました! これは完全なるミスマッチ。ですが、女受けとモテのことしか頭にない人たちでしょうから、彼らが好むような女性が「日傘を差している男性が好き」なんて論旨を展開すれば、コロリと方向転換して使用者続出でしょうね。その際の口説き方は、「ねえ、俺の日傘に入んない? ついでの俺の傘を入れさせてくれない?」でしょうか。 「ガイアが俺にもっと輝けと囁いている!」 「ストリートという劇場に舞い降りた日傘騎士」 「この日傘がヤバ過ぎる牙を程よく包んでくれる」 「いつだって何かに逆らい生きてきた 」 「人は俺を「日傘の伝道士」と呼ぶ」 「「他人にはない」という1歩を踏み出せ!」 「日傘の魔力の引き出し方が知りたきゃ俺を見な 」 「このベクトルが俺の生きるべき道を指し示す 」 「新しいモノの創生こそ刻まれた義理 」 「この瞬間、世界の中心は間違いなく俺」 と、主だった「メンズ・ナックル」に飛び交っている惹句をアレンジしたりしなかったり。まあそもそも、一人称が「俺」の男性が日傘を使うのはすこぶる微妙なのだよなあと思う次第ですね。 この段階での結論としては、男の「性」が前面に押し出るようなファッションとの相性が著しく低いということ。もっと細かく検討するならば、とどのつまりは「ジーンズ」というものが地雷なのでしょうか。トップスもそれなりに制限されるけれども、ボトムがデニムってだけで男性と日傘の相性が急降下するような気がします。ダメージ加工なんてもってのほか。すると当然ながら「アメカジ」というジャンル全般が駄目になりますね。ジーンズを使用する「アメトラ」もしかり。今秋、巷を席捲することになっているらしい「ブリトラ」はというと、意外と高い相性をもっているのかもしれません。ジーンズ主体ではなく、チェックパンツといった柄物の文化ですから。ただし、日傘の種類を選ぶと思いますが。 ●サロンボーイと日傘 chokiの人たちなら、あのようなファッションをされていますし一番フェミニンに寄っているスタイルでしょうから、日傘を使用していてもそこまでの違和感はないのかもしれません。ですが、どこか腑に落ちない。そこはやはり、彼らは「お洒落至上主義」の方々であるのでしょうから、少々暑いからといって日傘に逃げるということがルールに反するような気がするのでしょう。昔から言うではありませんか、「ファッションとは痩せ我慢」であると。がんばって紫外線も可視光線も一身に浴びまくっていただきたい。 ●B系 これはまあ洋服との相性は論外でしょうし、ヒップホップの方々は車を使用されているイメージがありますので、そもそも必要ないのではないでしょうか。ただ、「これで傘にタギングしてください」と傘とスプレーのセットを販売してみるという手もあります。壁に描くより断然難しい。 スプレータイプの日焼け止めを改良して色を付けて、それでもって。 ●日傘×エディ・スリマン Dior Homme 一見相性が合うかのように見える両者ですが、やはりロックテイストとは調和しがたい現状があります。なにせ、ロックの人たちは主に夜から活動しますからね。紫外線が猛威を奮う日中はぐっすりと寝てらっしゃいますから(ちょう適当)。まあ、でも日傘の表面に大胆に切れ目を入れたものであれば、それは非常にロックなわけですからウケるかも。では、こちらはどうでしょう。 ●日傘×クリス・ヴァン・アッシュ Dior Homme ムッシュディオールに対するオマージュとしての「エレガント」を標榜しているくらいですから、エディ時代と比べてもその差は歴然。前期の春夏のプレゼンテーションで、プリーツブラウスを着たモデルたちが日傘を差していても何の違和感もないですね。今期の秋冬もそう。真っ黒の傘の表面に今期の象徴のブロークンハート加工が施された日傘を出せば、むしろそれなりにヒットしそうな感があります。というか、日傘なんかよりも今大阪のおばちゃんの間で流行っている顔面を覆うタイプのサンバイザー。お面みたいな奴ね。あれなんか、まんまDior Homme版を出しちゃえば良いのだということに気付きました。あれを男でやっている人は皆無だと思うので(とりわけ東京では)、我こそはトレンドセッターたらん!と自負する若者は果敢にチャレンジしていただきたいものですね。 ●日傘×マルタン・マルジェラ 日傘の裏地にあの白いタグをくくりつけていたらそれなりに売れるんちゃいますか。ヴィトンのモノグラムも(以下同文。
by fabulous-weeds
| 2008-07-28 11:17
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