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この一か月の購入物としては、二つのテーラーでシャツをオーダー。ベビーピンクとアイスブルーをそれぞれディテールにまでこだわり。これは後日報告を。
既製服ではまず一点、バレンシアガのフリンジストールを購入。生成りのリネンにうっすら視認できる程度に水色のボーダーが織られているというこれまたあざとい一品。フリンジの絶妙な長さと相まり、卑怯としか言いようがない。しかし、今期のバレンシアガのジャケットは近年でも最高クラスのシルエットを誇っているなと、買えない(20万ですから)にも関わらず試着だけは東京、大阪、神戸問わずあちこちでしているわたくし。 もう一点、MARNIでパンツを購入。上記の画像のものを。今期のマルニはとにかくパンツ類の質の高さが特筆に値する。まあ、前期もだし来期もなんだけど・・・。本格的にメンズに力を入れ始めてからのコンスエロ・カスティリオーニ女史の本気度たるや。個人的な嗜好というのもあるけれど、ことシルエットに関しては他のメゾンから頭一つ抜けだしているとすら思う。 コットンとポリエステル混の素材でシンプルなスラックス(ネイビー)にするか、今期の特長的なディテール、ウエスト部分がゴムなのにシルエットは驚くタイトさというウールパンツ(グレー)にするかでひとしきり悩む。シルエットはどちらも非常にノーブルなスリムシルエットでまさに僕が探していたもの(「ノーブル」というところに重点が置かれているのですね)。 これからの季節を考えるなら光沢と軽やかさを兼ね備えたコットンだろうし、実際探していたのはネイビーパンツだったりする。でも、ゴムの方を試着した際のスタッフの方々のリアクションに背中を押される形になり、今期のマルニの代表作を購入となった次第。 今シーズンのパンツ探しはまさに混迷を極めていると言っても過言ではなく、プレッピーから派生したトラッドの解釈によるワークスタイルの台頭、ならびにショートパンツ主体のリラックス/リゾートスタイルの潮流、脱スキニーの指向性などがその主たる要因。なんでもかんでもロールアップな時勢もあり、美しいシルエットを探し出すだけでも一苦労だ。今期はドメスティックブランドをほとんど見てないので、インポートに限った話だけど。 買ったときはエース級の働きを期待していたアレキサンダー・マックイーンのスラックスは、主人のダイエットによりウエストがあわなくなってマイナー落ち宣告を余儀なくされる。ぽっかり空いたポストを巡る争いが勃発。以前にも書いたジル・サンダーのネイビーコットンパンツ、今期でメンズが終了してしまうという副次的要素も加味してMIU MIUのブラックコットンパンツが天秤にかけられていたのだけれど、そこにMARNIが割って入ってきた。 価格帯的には ジル>>MARNI>MIU MIU となる。 しかし、MARNIには魔物が棲んでいる。「ウエストがゴムって・・・ちゃんちゃら可笑しいぜ」と鼻で笑っていた僕をさらに嘲笑うかのような試着後のシルエットの美麗さ。ガラス加工が施されたサマーウールの乾いた手触り。シャツをタックインした際にワンポイントとなるゴムのブラックライン。花崗岩を意味するグラニットというカラーの味。裾幅19cm、渡り幅22cmという僕にとっては黄金律の数値。
by fabulous-weeds
| 2008-06-11 19:20
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