by fabulous-weeds
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ファッション/総合問わず、最近の男性誌でのちょっとしたマイブームになっているのが「オーダーメイド」と「メイド・イン・ジャパンのクラフトマンシップ」。要は「物づくりというものに意識的になれ、そして完成に至るまでの過程をこそ楽しめ」ということなんだろうな。前者に関してはそれが予想以上の速さで普及しつつある為に気軽にページを組みやすいのか、ファッション誌以外でも「BRIO」から始まり「KING」へと結実している。専門誌ではどの雑誌でもさりげなく挿入されており、今月の「Begin」のシャツ特集でもパターンオーダーについてしっかり2ページ割いていたし、「LEON」3月号に至っては"才色兼「美」なモテるジャパン"という名の別冊が付いているくらい。まあ、オーダーをしたり日本製に拘ったところでモテるはずもないんだけれどネ!
だからこそ、後発となった「KING」はしっかりと現実を見据えていた。「自分仕様を手に入れる」という特集。そして"人と被らない生き方はなぜカッコイイのか"と題し、まず「被らない生き方代表」としてみうらじゅん氏の巻頭言を導入に置いている。そして、その中でも「人とかぶらない生き方なんて絶対にモテない」という断言からはじまっている。女子からモテたきゃ被ることを積極的に受け入れたほうがいいよ、と(それは現代の若者文化で言うなら「お兄系」なんだろうなあ。深い話だ)。それでもこっちの道を選ぶなら、とにかく損をすることを厭うな、と。そしてその損を何十年と続けなくてはいけない、と。そうすれば二十代では「この人"またやってるよ"」だったものが、継続して五十代になれば「このオッサン"まだやってるよ!"」に変わる、そうなれば無敵だ、と。目から鱗が落ちる必読のインタビューであった。 振幅のバランスをとるかのように、特集ではオーダーメイドを勧めている。ここでは渋谷のテーラーケイドの山本祐平氏がフィーチャーされ、オーダースーツができるまでを紹介。「オーダー」というものの敷居を下げて、若者に膾炙させようと試みている。まあ、そうはいってもいきなりケイドでのオーダーはパターンオーダーではないため高く感じるのではないだろうか。仮縫い付きで16万8千円~だ。生地によりけりだけれど、平均20万円前後。ちょっと二十代には難しい値段だろうね。その値段を出せるなら、インポートブランドのスーツを買おうと考える人が多いだろうし。それに、ケイドは徹頭徹尾アメリカンスタイルを貫いている。ブルックス・ブラザーズの<ナンバーワン・サックススーツ>と呼ばれる型をもとにしているわけで、それを気に入っている人でないと出来上がりに満足するのかという不安もあるね。
by fabulous-weeds
| 2008-03-01 00:20
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